※本記事は、Chiseさんの留学スタート時(2017年8月)の為替レート、1ルピー=1.88円で計算しています。
留学プロファイル
- 名前:齊木 千聖(さいき ちせ)
(21歳※留学時) - 留学国:インド・デリー
- 留学形態:海外インターンシップ
- 期間:2017年8月下旬〜2017年9月上旬(約14日間)
- 滞在方法:3人部屋のホテル
留学について
大学2年生の夏休みに、2017年8月下旬に海外インターンシップ専門のエージェントのプログラムで、2週間の海外インターンシップに参加。
最初の1週間はインドの街を知るため、首都のデリー、そしてデリー郊外の新興都市グルガオンなどを訪れ、3人1組でグループワークを行ったり、大手日系企業で勤めている方や現地で起業した方との交流会をしたりする。
残りの1週間は毎日、朝から夕方まで現地の日本人向けフリーペーパー(無料冊子)の広告営業で、インド(デリー)の街で現地のレストランやホテルなどをひたすら回る。
留学タイムライン
- 2017年7月:パスポート発行
(初めての海外でした。) - 2017年7月中旬〜2017年8月:準備期間
※腸チフスとA型肝炎のワクチン接種と航空券発行、及びビザ申請
- 2017年8月22日から1週間:インドの街めぐりとグループワーク、交流会。
- 2017年9月3日から5日間:営業でインドの街を1人で毎日歩く。
- 2017年9月7日から12日の午前中まで:観光でタージマハルへ(デリーからバスで片道約8時間)
- 2017年9月12日:帰国。
千聖さんのインド・海外インターンシップ費用の内訳(費用合計:約30万円/2週間)
費用合計: 約30万円(約15万9000ルピー)/2週間
- 授業料総計:0円(学校には通っていない)
- 生活費総計: 約7万1000円(約3万7000ルピー)/2週間
- その他費用の総合計:21万200円
2週間の生活費:約7万1000円(約3万000ルピー)
【生活費内訳】
- 宿泊費: 2300円(1,223ルピー)/日
- 食費: 658円(350ルピー)/日
- 光熱費: 0円(※ホテルのためなし)
- 交通費: 約150円(80ルピー)/日
- オプション: 12,000円(タージマハル訪問と宿泊代込み)
- 携帯電話料金:なし
- インターネット代:16,000円(日本にてWifiを借りて)
※オプションはエージェントに日本円での事前支払い。携帯料金はグローバルWi-fiの貸し出しを日本で行なったため、日本円表記のみ。
その他かかった費用:21万200円
【その他費用内訳】
- 航空券:70,000円(往復)
- パスポート申請代:16,000円(10年分)
- VISA申請代:1,200円
- エージェントへの支払い:107,000円
- 保険の支払い:16,000円
- 腸チフス、A型肝炎の予防接種:約2万円
※全て日本での手続きのため、日本円表記のみ。
「いつか、外の世界を見てみたい!」
「海外インターンシップに挑戦しよう!」「インドに行こう!」と思った理由
「インドに行こう!」と思ったのは、前からずっと
「外の世界を一度見て見たい!」
と思っていた時に、たまたま誘われたのがインドの海外インターンシップだったのが”きっかけ”でした。
あとは、正直に言うと、勢いとノリでした(笑)。
また、
- メディアで取り上げられていることは「実際、そんなことないんじゃないか?」
- 自分の目で見てカオスな世界を肌に感じたい!
- 行くなら旅行じゃなくて、仕事もできれば一石二鳥じゃん!
とも考えていたので、海外インターンシップでカオスな世界、インドを即断即決で行くことに…!
初めての海外でインド、そしてインターンシップということに多少の不安はもちろんありました。
しかし…
- 1人ではない
- 比較的都市部
- インドをよく知る日本人のメンター(案内者)がついている
ということから始めての海外は思いのほか大きな不安はなくインドに行くことができました。
留学費用を貯めた方法
もともと貯金があり、それを教習所に通うお金にしようと思っていたのですが、インド渡航の方に魅力を感じてしまい、その貯金を全てインドでのインターンに当てました。
千聖さんが教える!海外インターンシップ節約の3つのポイント
1.ホテルの朝食をたくさん食べる!そしてお水も無料でもらう!
今回、私が利用したホテルはエージェントが用意してくださり、GK1エリアにある”アマラ・ホテル(amara hotel)” というホテル に2週間宿泊しました。
その泊まったホテルでは朝食が付いていたので、なるべくお昼ご飯代を節約できるように、毎朝たくさん食べました!(写真はその一部です!)
あと、毎日500mlのボトルウォーターをくれたので、ダメ元で
「余分に1本ちょうだい!」
と頼んで節約していました。
海外では何事も交渉が大事だと思います(笑)。
慣れない土地かつ、私のような短期滞在の場合、
ランチやディナーの値段が読めない事があるので、
「食べられるところでは食べておく」
が個人的にはおすすめです。
宿泊先に料理がついてる場合にはたくさん食べましょう!
2.トゥクトゥクのおじさんと値段交渉!
インドのデリー周辺では、交通機関はトゥクトゥク(写真のようなバイク型タクシー)、またはメトロ(電車)が主流です。
インドに行ったらトゥクトゥクを必ず1度は使うと思いますが、トゥクトゥクは日本のタクシーのように値段は決まっておらず、その場の口頭での交渉で値段が決まります。
言語は私は英語、相手はヒンディー語で共通認知はお金の通貨単位「ルピー」のみです。
会話の言語が互いに違うため、なかなか交渉がカオスなのですが、
行きたい場所の名前をこちらが言えれば交渉は全く問題なしです!
(英語の発音は日本語っぽくて大丈夫!むしろそっちの方が通じます!)
トゥクトゥクは1台につき、3人は後部座席で、4人目はトゥクトゥクの運転席の椅子をおじさんと半分にしてむりやり座ります(笑)。
基本的には
人数に関係なく距離で値段が決まるので、
交通機関の中でも一番節約できるポイントではないかと思います!
つまり、
トータルの値段を人数で割ることができるということです!
なので、ここは心を鬼にして、
「いかに強気で値段交渉をして安くさせるか!」
を大切にするのが大事だと思います。
日本人だからって遠慮は無用!むしろ、遠慮は有料です!
ちなみに、距離と場所にもよりますが、基本的には10分以内の距離であれば、約56円(30ルピー)でトゥクトゥクは利用できます。
一方で、デリー周辺はメトロが発達しているのですが、
トゥクトゥクよりもさらにコスパが良いです!
メトロは一応、地下鉄のなのですが、地下よりも高架橋や平地を通っていて普通の快適な電車と変わらないです。
「メトロってあの乗車率120%とも言われる、混雑している電車じゃない?」
と思う人もいるかと思いますが、メトロは違います!
安心してください、写真にもあるように
日本の電車と変わらず、座れてとってもキレイな電車です。
これだと、トゥクトゥクで1時間近くかかるところ、約150円(80ルピー)取られるところが、
15分程度で行けてしかも56円(30ルピー)!
とっても安いし、快適!
この2つの交通手段をうまく利用して、できるだけ安くするようにしていました。
3.ベジタリアンフードを食べる!
インドは多くの宗教が共存している国でもあり、宗教上の理由からお肉を食べない人、つまりベジタリアンの人がたくさんいます。
そのため、どこのお店に行っても必ず、
「Veg? or Non Veg?(ベジ?それともノンベジ?)」
と聞かれます。
しかも、どのメニューを見てもベジの料理の方が約30〜50ルピーほど安くなっているので、
もし節約を考えるならベジタリアン料理を食べると、より一層節約になるのではないかと思います。
インドの物価について「中間富裕層向けだけどそれでも安い!」
インドはどんどん都市開発が進み、都心部では中間富裕層向けの値段になっていて若干高騰しつつありますが、日本に比べると比較的安く物を買えます。
特にインドのハウスカス・ビレッジという場所では、上記写真にある革のお店、”NAPPA DORI”があり、インドにしかお店がないので(インド内には何店舗かある模様)お土産を買うには個人的にここのお店がオススメです!
この革専門のブランドは約1,800円(1000ルピー)から購入できて質の良いものを入手することができます。
海外インターンシップをしてよかったこと
「日本の当たり前が世界共通では無い!テレビの取り上げることが全てでは無い!を肌に感じることができた!」
初めての海外がインドでよかったと心から思います。
やはり、実感したのは
「日本の当たり前は世界には通用しない」
ということ。
- 水道水を飲む
- トイレットペーパーを流す
- アポや約束は守る
- 値段は固定
- 機械がちゃんと動く
上記のことは日本では当たり前のことですが、インドは違います。
水道水は飲めないし、トイレットペーパーを流せばホテル全体に被害…笑
当たり前だと思っていたことが全然当たり前では無いし、思い通りにならない。
そしてテレビで言われるような恐怖なんて意外とないし、インド人超優しい!
ということを自分の目で見て、肌で感じて実感しました。
ここから私の世界は広がって、
「普通ってむしろ思い通りにならないことが普通なんじゃ無いのかな?」
と考えるようになり、以前よりも物事に対する先入観がなくなりました。
これから留学する人への金銭面でのアドバイス
「自分が何に重点をおくかを考えることが大切!」
自分は何にお金をかけたいのか、何に一番お金をかけるか考えることをオススメします。
私の場合は、食事の中でもお金をかける食事と、そうで無い食事に分けました。
特に、
「食べ比べして見たい、どうしても食べたい!」
と思うものに関しては我慢せずに食べて、
ホテルとかで無料でもらえるペットボトルの水などは毎日2本くらい貰って節約していました。
乗り物もできるだけ安くできるように交渉したり、メトロを使ったりして
節約するところはして、使うところでは使うというメリハリを自分でつけていました。
トゥクトゥクの相場なども口頭での交渉なので、現地の人と話をして仲良くなることが大切です。
ホテルの支配人とは2週間も顔を合わせていたので仲良くなり、いざ、遠出するとなった時に代わりにトゥクトゥクのおじさんと交渉してくれたり、相場を教えてくれました。
宿泊先の支配人や、現地の仲良くなった友人でも構わないので、しっかりと相場を把握しておくことがいいのでは無いかと思います!