※本記事は、竹澤さんの留学スタート時(2016年9月)の為替レート、1ドル=104円で計算しています。
留学プロファイル
- 名前:竹澤佳奈(たけざわかな)さん
(21歳※留学時) - 留学国:アメリカ・ワシントン州
- 留学形態:大学留学(正規留学)
- 期間:2016年9月〜2017年6月
- 滞在方法:学生寮
留学について
大学2年生の後期から3年生の前期まで、計3クォーター期間アメリカのコミュニティカレッジ(2年制の公立大学で日本で言うと短大にあたる)に通学。
※クォーター:1年間を4期間に分ける学期制度。
最初のクォーターは語学の勉強のみ。残りの2クォーターは、コミュニケーション学と社会学を専攻し、現地の学生と一緒に受講。
留学タイムライン
- 2015年8月〜2015年12月:TOEFL対策と受験
- 2016年1月:留学選考
- 2016年3月〜6月:留学書類準備
- 2016年9月:渡米
- 2016年12月:語学授業終了
- 2017年1月〜6月:正規授業受講・帰国
竹澤さんのアメリカ留学費用の内訳(費用合計:約317万円/9カ月間)
費用合計:約317万円(30,479ドル)/9カ月
- 授業料総計:約208万円(20,000ドル)
- 生活費総計: 約109万円(10,479ドル)/9カ月
1ヶ月の生活費:約12万1千円(1,107ドル)
【生活費内訳】
- 家賃:約69,300円(667ドル)/月
- 食費:約26,000円(250ドル)/月
- 光熱費: 約0円(※家賃に含む)/月
- 交通費:約4,200円(40ドル) /月
- 交際費: 約15,600円(150ドル) /月
- 携帯電話料金:約6,000円
※ソフトバンクのアメリカ放題という料金プログラムに入っていたため、支払いは日本円。
- インターネット代:0円
※無料Wifiを使用
※渡航費、留学中の旅行代金に含まず。
「留学しよう!」「アメリカに行こう!」と思った理由
「留学をしよう!」と思ったきっかけは、高校1年生の時、オーストラリアに2週間のホームステイをしたことでした。
ホームステイ先で日本とまったく違う食文化に衝撃を受け、
「みんな同じだと思っていたけれど、こんなにも違うんだ。日本との違いをもっと知りたい!」
と思うようになったんです。
そう思い始めると、次々に疑問が浮かんできました。
例えば、
- 日本人は礼儀正しいと言われているけど、本当にそうなの?
- 和食は海外で受け入れられているというけれど、実際はどうなんだろう?
などです。
そういう事を思っているうちに、次第に
「留学して、日本の文化が海外ではどう受け入れられているのかも確かめたい!」
と留学への気持ちが強くなっていきました。
また、アメリカを選んだ理由は、正直に言うと、消去法に近いかもしれません。
「行くなら英語圏に行って日常でも英語にふれたい。
オーストラリアは行ったことがあるし。
イギリスも魅力的であったのですが、なにせ『ご飯がおいしくない』と聞くから、長期で住むとなると、自分に合わなかったら相当辛いなぁ……。」
とか、色々と考えた結果、
「(強い決定打があったわけではないのですが)
よし、ならアメリカにしよう!」
と思い留学先として決めました。
留学費用を貯めた方法
大学生だったため全額自分で賄う事が難しく、親から支援をしてもらい、留学しました。
竹澤さんが教える!留学費節約の3つのポイント
竹澤さんが実践された留学中の節約術をご紹介します!
1.友達との遊び場所を工夫する!
週末はなるべく部屋にこもらず、友達と過ごしていました。
留学生活を充実させるために、”(会おうと)誘われたら断らない”ようにしていたので、お金の無い時は私の住んでいる寮に呼んで、みんなで料理を作っていました。
外食しておしゃべりするよりも、かなり安く済みますよ!
2.安い食材に合わせてメニューを考える!
ご飯は、できる限り自炊をしようと心がけ、3食分くらい入って約93円(89セント)のパスタを大量に買い、トマトスパゲティやカルボナーラを作っていました。
カルボナーラは作るのが難しかったのですが、卵が18個入りで約166円(1.6ドル)と安かったので、何度も挑戦していました。
成功した時の喜びは、「また作ろう!」と思わせてくれます!
3.お金をかけなくても楽しめる旅行方法を探求!
せっかく海外にいるので、旅行はなるべく行きたいなと思い、安く行ける方法を探しました。
基本的に宿はAirbnb(宿泊施設・民宿を貸し出す人向けのウェブサイト)、移動手段の飛行機はLCC(格安の航空会社)です。
例えばニューヨークはホテルを探すと1泊2万円のところが出てきてしまうのですが、Airbnbのおかげで7泊でも3万円でした。
アメリカの物価について「1人暮らしは高くつく印象。みんなでシェアなどの工夫が大事!」
留学するまでは、「アメリカでの物価は安いのかな?」と思っていましたが、実際行ってみるとそんな印象は無くなってしまいました。
スーパーでは基本的に、ほとんどのものがファミリーサイズで大きく値段もそれなりなので、1人で過ごしている身としては高く感じました。
なので、食材は友達とシェアしたほうが節約につながるかもしれません!
ちなみにマクドナルドは日本とほぼ同じ価格だったと思います。
日々の生活は、基本的に学校は週5日。
授業は午前中で終わることが多かったのですが、課題が毎日あったので午後は図書館にこもって勉強していました。
勉強は大変でしたが、学校は10ヵ国以上の国から来た学生が沢山いたので、さまざまな文化に触れることができ、私にとってそれは、とても充実した時間でした。
留学してよかったこと「”言葉で伝えること”の大切さを学んだこと」
日本では親元で暮らしていたので、留学中に初めて海外のルームメイトと2人部屋で過ごしたことで沢山の刺激を受ける事ができました。
ルームメイトとは大きな喧嘩もしましたが、英語でもお互いの本音で気持ちを伝え続けられた事で、自然と仲良くなっていけたと思います。
長い時間を一緒に過ごせたおかげで「来年は必ず日本に行くね」と向こうも言ってくれるような関係になれて、今後もずっとつながる友人ができました。
向こうでは、相手の気持ちを感じ取る日本とは異なり、
「自分の気持ちは言葉で伝えなければいけない!」
というのが大きな気づきでした。
それを英語で行なうのはコミュニケーションももちろんですが、普段の生活も、最初は大変なことでした。
しかし留学を経て、「思ったことをきちんと伝える」という習慣が身につき、それによって短期間でも色々な人と友達になれたと思います。
これから留学する人への金銭面でのアドバイス「人との繋がりは節約しないで!1人の時間を工夫しよう」
事前に調べていったとしても、実際に住んでみないとわからないことがたくさんありました。
誰か周りに聞ける人がいると心強いので、知り合った人と積極的に仲良くしておくと良いなと思います。
私は普段、1人の時は自炊をして節約し、友人のお誘いは必ず行くようにして、交流をとっていました。
また、手数料関連でも節約できるところはあります。
例えば私の場合、銀行口座は現地の口座を開設して利用すると、日本から送金してもらう際に手数料が安かったので現地の銀行口座を使用していました。
事前にわかるものについてはぜひ確認してみてください!