※本記事は、小林さんの留学スタート時(2015年7月)の為替レート、1ドル=124円で計算しています。
留学プロファイル
- 名前:小林 璃子(こばやし りこ)さん
(21歳※留学時) - 留学国:アメリカ・ニューヨーク
- 留学形態:大学留学
- 期間:2015 年7月~現在
- 滞在方法:シェアハウス
留学について
大学1年の冬休み期間に、オーストラリアへ初めての語学留学を行い、日本との勉強方法の違いに驚く。
その後、他国についても興味をもち、2年生の夏休みでカナダのバンクーバーに短期留学。
日本で短期大学を卒業後、「アメリカで大学卒の学位を取りたい!」と思いニューヨークへ長期留学。2017年7月をもって渡米2年を迎えた。
現在、大学ではビジネス学科を専攻。法律やマーケティングなど基本的なビジネスの内容に加え、必須科目の英語等も受講している。
留学タイムライン
- 2015年3月:北星学園大学短期大学部を卒業
- 2015年3月~6月:留学準備
- 2015年7月~2016年4月:留学
ASA college語学学校(3ヵ月)、ASA college語学学校トーフル試験対策(2ヵ月)、以降大学準備期間 - 2016年8月~現在:ニューヨークのボロウ・オブ・マンハッタン・コミュニティ大学入学、Business Administration専攻
小林さんのアメリカ留学費用の内訳(費用合計:約289万円/1年間)
費用合計:約288万9千円(約23,300ドル)/1年間
- 授業料総計:約99万2千円(約8,000ドル)/1年間
- 生活費総計:約189万円(約15,300ドル)/1年間
1ヶ月の生活費: 約15万8千円(1,275ドル)
【生活費内訳】
- 家賃:約86,800円(700ドル)/月
- 食費: 約12,400円(100ドル)/月
- 光熱費: 0円(※家賃に含む)
- 交通費: 約16,700円(約135ドル)
- 交際費: 約37,200円(約300ドル)
- 携帯電話料金: 約5,000円(約40ドル)
- インターネット代: 0円(※家賃に含む)
※渡航費、留学中の旅行代金を含まず。
「留学しよう!」「ニューヨークに行こう!」と思った理由
中学生の頃に英語のテストで高得点を取れた時から、留学への気持ちが始まっていたかもしれません。
その時から、英語を学ぶことが好きになり、
「英語を使って将来身になるものを学べるといいなぁ。」
とずっと思っていました。
そして、高校・短期大学と進学していくうちに、
「日本人もアメリカ人と同じように、英語で大学の授業を受け、学ぶことが出来る」
ということを確かめたいという思いも生まれ、留学を決意しました。
「具体的に何をやりたいのか?」が決まっていたわけではないのですが、
「ビジネスを学んでいれば将来に役立てるんじゃないか?」
そんな思いがあったので、今通っている大学ではビジネス科を専攻しています。
「ニューヨークに行こう!」と決めたのは、「暮らしやすそうだな」と思ったことが理由でした。
アメリカでは車がないと生活ができない(不便)という都市も多いのですが、
ニューヨークは24時間サブウェイ(地下鉄)が動いているので、車の免許を持っていない私にはとても便利でありがたいです。
留学費用を貯めた方法
短期大学に在学中の頃から、アパレルでアルバイトをして貯めていました。150万円位は貯めたと思います。
ただ、その金額で足りるか不安もあったので、親にお願いをして、50万円を援助してもらいました。
3ヵ国の留学経験をもつ小林さんが教える!各国の物価とおススメポイント
小林さんがおススメする各国の物価をご紹介します!
1.オーストラリア・ゴールドコースト
物価は高いイメージです。
ただ、オーストラリア自体が最低賃金の高い国なので、それに見合わせた額なのかなとも思いますが、
「仕事をしていない留学生にとっては厳しい」とも感じました。
でも、留学していた当時、治安はとても良かったです!
もちろん気を抜いてはいけませんが、夜1人で歩くこともできましたし、常に人が多く賑やかな街でした。
オススメポイントは、やはりビーチが街の目の前にあるということ!
本当に街とビーチが隣接しているので、少し空き時間ができたらビーチで座ってのんびりすることも簡単にできます。
2.カナダ・バンクーバー
「物価は日本と同じくらいかな?」と思いましたが、働いている場合、チップによって日本よりも高くなる傾向がありました。
そして、治安はよいと思います!
私の時は、住んでいる人もすごく優しくしてくれましたし。
ただ、危ないというわけではなかったのですが、ホームレスが多くいたのは少し気になりました。
バンクーバーのオススメポイントは、様々な観光地に行きやすいことです!
小さい街なので徒歩で回っても楽しいですし、隣町までフェリーも出ています。
バスに乗ればアメリカのシアトルにも4〜5時間で着くので、バンクーバーを拠点にするととても便利だなと感じました。
3.アメリカ・ニューヨーク
物価は高い印象です。
マンハッタンのバーで飲んだ時、チップも含めるとかなり高くなってしまいました。
ただし、タクシーやウーバーは日本に比べると安く利用できています。
また、ここも治安についてですが、私は2年いてまだ1度も怖い思いをしたことがありません。
一般的に治安が悪いとよく言われていますが、住んでみると
「ニューヨークの治安の悪さというのは、そのエリアによるのかな?」
と感じています。
毎日夜繰り出しても行く場所に困らないくらい、飽きない街なので、オススメポイントが絞りきれません(笑)!
ニューヨークの物価について「税金+チップで高く感じてしまう」
ニューヨークは何もかもが高い印象のある街です。
ディナーを食べに行っても「税金+チップ(全体の20%ほど)」がキホンなので、通常よりもお金がかかっていると感じました。
また、日本のように飲み放題などの文化が無いため、お金を気にせず飲むことがなかなかできない時があります。
お昼も、レストランに入ると約2,500円(20ドル)くらい。夜はお酒を飲むとさらに倍ぐらいになることが多いです。
約124円の1ドルピザや、学食のサラダ、バーガーなどは約370円〜500円(3~4ドル)で食べられるので、お金を使う日と使わない日で決めてしまうのもいいかもしれません。
留学してよかったこと「楽しいこと、辛いこと、留学しないと経験できないことで毎日充実する!」
日本を飛び出して他の国で生活することは、人生において大きな糧になると思います。
もちろん大変なこともありますが、個人的には後悔していることはなく、とても充実した毎日を送っています。
また留学することによって、日本の素晴らしさに改めて気づかされたのも、留学してよかったと思うポイントでした。
楽しいこと、辛いこと、きっと色々あると思いますが、それは留学しないと絶対に経験できないことだと思うので、もし迷っているのであれば、形はどうであれ一歩踏み出してみることをオススメします!
これから留学する人への金銭面でのアドバイス「ちょっとした工夫の積み重ねが大事!」
常に為替レートをチェックし、レートのいいタイミングを見て換金するなど、細かいところで節約することもできると思います。
私はよく小さなスーパーで買い物するときやタクシーに乗るときに、ちょっとお願いをしてディスカウントしてもらっていました!
自分の裁量でなんとかしている人が多いのか、意外と通用することが多いです。
また、簡単なやきそばやビーフンなどを買いだめして出かけないときは作って食べています。絶対に食べきれる確信がない限り買わないので、常に冷蔵庫はさびしい状況ですが……。
特に最初は新しい土地での生活に慣れず、節約も難しいかと思うので、お金はあるに越したことはないと思います。予算よりも少し多めにもっていくと安心かもしれません!