※本記事は、優衣さんの留学スタート時(2018年2月)の為替レート、1USドル=4000リエル,1USドル=107円で計算しています。
カンボジアの通貨は基本的にUSドルで大丈夫ですが、売店や屋台の場合にはリエルを使用します。
『1USドル=4000リエル』という為替は固定です。
本ページでは日本円とUSドル表記を主に記載しております。
小林優衣さんの留学プロファイル
・名前:小林 優衣(こばやし ゆい)さん
(20歳※留学時)
・留学国:カンボジア・シェムリアップ・ウドンメンチェイ
・留学形態:ボランティア
・期間:2018 年2月25日~2018 年3月5日
・滞在方法:ゲストハウス(風呂トイレ共同のドミトリー)
留学について
大学2年生の春休みの時期に、カンボジアの北西部にある、シェムリアップ州(アンコールワットなど世界遺産が数多く残る場所)から車で2時間程度走った、ウドンメンチェイ州にある村で小学校の建設のボランティアに約1週間携わる。
機械が入れないため、現地の大工さんと共に全て手作業で土木工事を1週間行う。
留学タイムライン
- 2018年2月13日:破傷風のワクチン接種
- 2018年2月18日~2018年2月24日:渡航準備
- 2018年2月25日:深夜、カンボジアに到着
- 2018年2月26日〜2018年3月2日:学校建設
- 2018年3月3日:午前中はマーケットに行って、夜にカンボジアを出発
- 2018年3月4日:香港で10時間トランジットして、夕方帰国
優衣さんのカンボジア費用の内訳(費用合計:約9万円/1週間)
費用合計:約9万円/1週間
- 授業料総計:0円
- 生活費総計: 約1万5000円
- 航空券+保険料:約7万円
1週間の生活費:約1万5000円(約88USドル)
【生活費内訳】
- 宿泊費:約3,210円(30ドル)
- 食費:約2,247円(21ドル)
- 交際費:約4000円(37ドル)
- 光熱費: 0円(※ドミトリー宿泊のためなし)
- 交通費:0円(※無料送迎バスのためなし)
- インターネット代:5000円
※インターネットは日本でWiーFiを借りたため日本円の表記のみ。USドル表記の方にも含めていません。
「小学校建設をやってみよう!」「途上国である、カンボジアに行こう!」と思った理由
カンボジアの学校建設のボランティアに参加しようと思ったきっかけは、偶然にも友人からの紹介でした!
小学生の頃に、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の施設を見学してから「途上国支援」が私の人生の中のテーマとしてありました。
また、以前から「教育」にも関心があり、大学に入ってから、塾の講師をしたり、教育課程を取ったりしていたので、
「将来は教育と途上国支援をテーマに関わってみたい!」
そんな思いが強くありました。
「教育」と「発展途上国への支援」
この2つのキーワードは私にとって大きなテーマであり、今回のボランティアに関しても偶然ではありますが、アンテナをはっていたからこそ知ることができたのだと思います。
知ってから行動するまでの一歩がなかなか難しいところではありますが、私の場合は
- 行く期間が自分で自由に決められること
- エージェントを介さないため、その支払いが一切ないこと
という、決められた条件などがほとんどなかったことから、アクションに移すことができました!
留学費用を貯めた方法
航空券代、保険代が合わせて7万円程度だったのと、物価が安いことも事前に知っていたので、
「7万円+現地の費用を合わせて10万円を目標に貯金すれば足りるかなぁ」
と思い、週に5回アルバイトをしてお金を貯めました!
優衣さんが教える!留学費節約の3つのポイント
1.宿泊先をゲストハウスやドミトリーに!
通常のホテルだと高くて1泊約1,605円(15ドル)で完全個室、ホットシャワー、テレビ付きのところに宿泊できますが、
ゲストハウスやドミトリーだとさらに安く、一泊約321円〜535円(3ドル〜5ドル)で宿泊できます。
私が宿泊していた”IKIIKI GUESTHOUSE”(イキイキ・ゲストハウス)は1泊約535円(5ドル)で朝食も付いていたのでその分朝ごはんの節約にもなりました!
90%が日本人でしたが、各地方からきている人も多いことから、寝室や交流スペースで朝や建設から帰ってきてから一緒におしゃべりをしたり、買い物をしたりしていました。
また、建設仲間で同じ宿であったフィリピン人のお姉さんともよく、英語や日本語を使ってお話をして互いに交流を深めました!
さらに、宿を経営しているカンボジアのクメール人であるお兄さんに、バイクでドライブに連れて行ってもらって、私は人生で初めてのバイクをカンボジアで体験しました。(笑)
私にとって、どれもこれも新たな出会いと体験で最高でした!
他人と生活するのが大丈夫であれば、交流を通じて様々な体験もできることから、ゲストハウスやドミトリーに宿泊することをお勧めします!
2.現地のご飯の節約!
日本食料理屋もありますが、そこはもちろん高いので、現地の食事を取ることをお勧めします!
1食、約100円(1ドル)から満足するくらいに食べることができます。
個人的にお勧めなのは、写真にある「チュナン・ダイ」という鍋料理で、
「スープドラゴン」というお店で食べました!
大きさを大小で選べるのですが、小サイズで約2人前ぐらい出てくるので、小サイズを注文して二人で分けるとより安く昼食を取れると思います!
※ただし、屋台の場合には通貨は「リエル」で、ドルは1ドル札しか取り扱ってくれません。
そのため、カンボジアでの両替は全て1ドル札で受け取ることをお勧めします!
3.生活用品を現地で購入!
洋服や帽子、身の回りのものは現地で購入する方が断然安いです!
私のように1週間の短期滞在の場合には必要最低限のものだけを日本で購入して、洋服などは現地で購入する方が荷物も少なく済んで、動きやすいので良いと思います!
カンボジアの物価について「贅沢をしても日本より確実に安い!」
カンボジアの物価は非常に安く感じます。
食事はもちろん約107円(1ドル)で食べることができるし、必需品であるペットボトルの水も26円(0.25ドル)で購入できます。
ビールももちろん安くて美味しい!
何よりも果物が安く、その中でも大好物のマンゴーがキロ単位で売られていて、それを見た時には驚きと喜びで言葉になりませんでした…!(笑)
その他にもマッサージを受けたのですが、私が行ったところはタイ式っぽくて、全身を遠慮なくゴリゴリほぐすもので、約400円(4ドル)!
しかも、1時間以上してもらえて気持ち良すぎました…!
別の日にはフェイシャルに行って、そこは約2140円(20ドル)とちょっと贅沢をしましたが、日本よりは安いと思います!
お肌がちゅるちゅるになって、正直、安すぎるんじゃないかとも感じました…!(笑)
留学してよかったこと「現地の生活を想像ではなく、肌に感じることができた!」
私は、この1週間、毎日小学校の建設に行っていました。
特に現地で話されている言語はクメール語で、最初は何を言っているのかわからなかったのですが、(もちろん、今でも分からないのですが…笑)
雰囲気であったり、ボディランゲージ(身振り手振り)でお互いに
「伝えたい!知りたい!」
という気持ちがあったので、気持ちだけでも意思疎通ができることを再認識できました!
留学してよかったことは、現地の生活を肌に感じることができたことです。
電気や水道のない生活をテレビで見て、自分の想像でしかなかったのが、実際現地に行ったことでどれだけ不便なのかを実感することができました。
また、この小学校建設というボランティアには現地の子供達も参加していて、私はそこで
「まだまだこんな元気な子供達がいるんだ!」
ということを感じると同時に、
「私だったら何ができるだろうか?、支援とはなんだろうか?」
ということを改めて考えさせられました。
現地に行ったことで今まで出会えなかった人から、さらにたくさんのことを学ぶことができました。
もちろん、土木技術も!(笑)
これから留学する人への金銭面でのアドバイス「1週間の留学なら思い切って現地調達する方が安く済む!」
東南アジアなどアジア圏は日本からの距離が近く、比較的生活費など全てにおいて安く、そして行きやすい国だと思います。
そのため、私のように短期であるなら、日本で全てを揃えて重い荷物を持つよりも、思い切って現地調達することをお勧めします!
特に私の行ったカンボジアは本当に物価が安いので現地調達の方が遥かに良いです!
もう一つ、私がアドバイスをしたいのは
「アジアは確かに安いけど、怖いなぁ…」
と思う人が多いかもしれませんが、危険に自ら飛び込まなければ大丈夫です!
実際に、私は行きも帰りも1人でしたが何も問題なく帰ってこれたので、
アジアに行くことに対しての恐怖心や先入観を振り払って、一度飛び込んで見てほしいと思います!