学業とバイトの両立で月収約40万円達成!総額費用652万円/2年(松本渚さんのオーストラリア大学交換留学)

パースに1年11ヶ月、交換留学されていた松本渚さん。

オーストラリアのパースの西オーストラリア大学に2年、交換留学されていた松本渚さん

※本記事は、松本さんの留学スタート時(2014年7月31日)の為替レート、1豪ドル=97.92円で計算しています。

 

留学プロファイル

  • 名前: 松本 渚(まつもと なぎさ)さん
    (21歳※留学時)
  • 留学国・都市: オーストラリア・パース
  • 留学形態: 交換留学
  • 期間: 2014年7月~2016年6月
  • 滞在方法: ホームステイ(学校期間:20ヶ月)とシェアハウス(ホリデー:4ヶ月)

 

留学について

シェアメイトと1泊2日の旅。フェリーにて

シェアメイトと1泊2日の旅。フェリーにて

 

高校1年生の時に、オーストラリア・ブリスベンへ初めての留学。

学校のプログラムで、ホームステイをし、その家庭の子供が受けている授業に引っ付いて回り、時折オーストラリアについての留学生特別授業を受けるという3週間の初オーストラリア生活でした。

高校を卒業後、長期の留学ができる関西の大学に進学。

2014年7月から2016年6月まで計2年間、大学の「学位留学プログラム」でオーストラリア・パースにある西オーストラリア大学(UWA)に留学し、国際関係論・政治学を専攻。

2016年8月に日本の大学と西オーストラリア大学の双方の学校を卒業。

 

留学タイムライン

  • 2013年12月〜2014年07月:留学準備(アルバイト・大学留学準備コース)
  • 2014年07月〜2016月06月: 西オーストラリア大学 政治学・国際関係論専攻
  • 2016年01月〜2016月07月:Glimpse Corporation Australia (Australia Career Centre)でインターンシップ
  • 2016年7月:日本一時帰国
  • 2016年08月: Glimpse Corporation Australia (Australia Career Centre)で勤務開始

 

松本さんのパース留学費用の内訳(費用合計:約652万円/2年間)

大学(UWA)のクラスメートとSwan Riverにて

大学(UWA)のクラスメートとSwan Riverにて

 

費用合計:約200万円(19,584豪ドル)/2年間

【授業料総計:約200万円 (日本の大学へ収めていた)】

※授業料は、日本の大学へだけ収めていました(年間約100万)

【生活費総計:約452万円/2年間

  •  1ヶ月の生活費: 約188,400円(1,181.5豪ドル)

【生活費内訳】

  • 家賃:約92,000円/月(940豪ドル)
    ※ホームステイは約97,900円/月(1,000豪ドル)、シェアハウスは約62,600円/月(640豪ドル)
  • 食費:約8,100円/月(83豪ドル)
    ※ホームステイは約7,800円/月(80豪ドル)、シェアハウスは約9,700円/月(100豪ドル)
  • 光熱費:0円(※家賃に含まれていた)
  • 交通費:約2,800円/月(28.5豪ドル)
    ※(夏は約1,665円(15-20豪ドル)、冬は約3,900円(40豪ドル))/バス片道1豪ドル
  • 交際費: 約9,700円/月(100豪ドル)
  • 携帯電話料金: 約2,900円/月(30豪ドル)
  • インターネット代:0円(※家賃に含まれていた)

※渡航費、留学中の旅行代金を含まず。

 

「留学しよう!」「パースに行こう!」と思った理由

私は、海外で働き、住むことが卒業後の目標であった為、オーストラリアと日本の学位が取得でき目標が達成しやすい留学プログラムを選択しました。

パースを選んだ理由は、私が以前に訪れたことがあり、またオーストラリアに留学したかったからです。

実際のところ、パースの西オーストラリア大学だけが私が日本で通っていた大学と学位留学プログラムの提携を行っていたことが理由の一つです。選択肢が他になかったということですね。

パースへ来る前は、周りから散々「パースはすごく小さい町で、田舎だから気を付けろ」と馬鹿にされたものです。

ところが、「来て見てびっくり!」パースは、私が想像していたよりも都会で、むしろ自然と街とが程よく混ざっていてとても住みやすい街でした!

本気で勉強したい留学生から、永住を目指す留学生、また永住権を取得後に住む場所としても、「本当に住みやすい街」だと思います。

長く住めば住むほど新しい魅力を発見し、パースがもっともっと好きになりました。

 

留学費用を貯めた方法

アルバイトをして貯金したお金と奨学金です。そして親からのサポートです。

 

松本さんが教える!留学費節約の3つのポイント

オーストラリアのスーパー店内、量り売りされている食材も多い

オーストラリアのスーパー店内、量り売りされている食材も多い

 

松本さんが実践された留学中の節約術をご紹介します!

 

1.自炊で節約!

ホームステイ時代は、私は日本の大学の交換留学生として来ていたので、少しですが学校からのサポートがありましたが、ランチ代は週に約1,900円(20豪ドル)という状況でした。

学校のカフェでサンドイッチを約780円(8豪ドル)くらいだったので、ほどんど毎日サンドイッチで過ごしました。

シェアハウス時代は、ほとんど毎日自炊をし、ランチはサンドイッチや晩ごはんの残り物を食べる生活をしていました。

サンドイッチの中身は、ハム・卵・チーズ・レタス・きゅうり・トマト・ツナ/ジャム・マーガリンなど様々なバリエーションを作ってました!

特にツナ缶はトマト味、カレー味、マヨネーズ味、と味付きのものがセールの時に約98円(1豪ドル)で購入することが出来るので、パンとツナ缶とリンゴというシンプルなランチもよく食べていました。

 

2.安く作れる料理で節約!

牛ミンチが1キロ約680円 (7豪ドル)、パスタ500g約98円(1豪ドル)と比較的安かったため、ボロネーゼを頻繁に食べていました。

ボロネーゼは、トマト缶(85c)・Chicken stock(コンソメの代わり)・塩コショウというシンプルな味付け!

さらに瓶詰されているは種類が豊富でパスタソースによってアレンジができ、作るのも簡単なため学生の大きな味方だと思います!

私は、色々なハーブを入れたりして、アレンジ加えて楽しんでました!

また、パースでは、外食費は日本と比べると結構高くなるので、自炊するとかなり費用を抑えられるので、留学前から自炊の練習することも節約術の1つとしておススメです!!

 

3.スーパーで購入した食材をシェア!

Spudshed と呼ばれるB級の食材が売られているスーパーがあり、そこだと量は多く、よく卵や野菜(玉ねぎ・人参・じゃがいも)を購入して、シェアメイトと分けたりして安く食費を抑えていました

 

現地でのアルバイトはレストランでのウェイター

SUSHIAレストラン2周年記念パーティー

SUSHIAレストラン2周年記念パーティー

 

私は、学生ビザだったので「2週間で40時間以内」という労働時間に制限はありますが、働きました。また夏休みなどのホリデー期間は無制限に働くことが許可されているんです。

私がレストランでアルバイトをして日本と違うなと思ったことは、「とても実力主義な所」です。

年齢や、人種は全く関係なく、できる人にはどんどん仕事を与え、お給料をアップする仕組みです!これがオーストラリア流でした!

 

  • 松本さんが行っていたアルバイト

1.日本食レストラン「SUSHIA」でのウェイトレス

  • 収入

時給約1760円(18豪ドル)

  • アルバイトの詳細

韓国人が経営していることもあり、韓国人のアルバイトの人が多かったですが、ネパールやブラジルなどの出身の人もいて、ワイワイ楽しく働けました。

 

2.ローカルレストランの「COCO’S」でのウェイトレス

  • 収入

時給約2,400円(25豪ドル)

夏休みは、週で約282,000円〜391,680円(2880~4,000豪ドル):40時間程度/週5日

冬休みは、週で約141,005円〜195,840円(1,440~2,000豪ドル):20時間程度/週2-3日

冬に比べ夏はレストランの忙しさが、倍以上異なり、冬休みと夏休みではかなりの差がありました。

  • アルバイトの詳細

レストランからスワンリバーを一望できる、ファインダイニングです。

連日多くの方がドレスアップをして誕生日や記念日など、特別な日に来られます。

普段行けないような高級レストランなので、私は働く側でしたが素敵な景色にうっとりしていました。

オーストラリアのレストランで働くには、自分のセクションを持ちオーダーを取る「ウェイトレス」になる前に、お料理を運ぶだけの「ランナー」と呼ばれるポジションがあります。

もちろんみんなこのランナーから始めるのですが、できる人は次々とウェイトレスになれます。「次のステップにいける」とやる気がでました!

私は「COCO’S」に入って3週間でウェイトレスになれました。

何ヶ月も働いてもずっとランナーの人もたくさんいますが、比較的短い期間でウェイトレスになれ「ちょっとできるかも…」と思い浮かれていました(笑)。

実際は、人不足で早めにウェイトレスになったのですが…ウェイトレスになった後も、持たせてもらえるセクションがだんだん大きくなり、とてもやりがいを感じる仕事場でした!

自分のやる気とスキル次第で、やらせてもらえることがどんどん変わってきますので、生き生きと働けました!

 

パースの物価について「オーストラリアの時給は世界トップレベル」

ハウスメイトとカフェタイム

ハウスメイトとカフェタイム

 

アルバイトをする前は、外食の費用が特に高いと感じていました。

なんと、オーストラリアの時給は世界トップレベルです。中でも西オーストラリアの時給は比較的高く、最低時給が17.70(豪ドル)日本円で約1,5045円相当(2016年12月)だった為、日本より余裕のある生活ができました

留学前も日本でアルバイトをしていましたが、留学準備のための授業が多く、学校がある時はそこまでアルバイトにも入れず、休み中はアルバイトをたくさんしていました。

パースでは日本と比にならないほどの収入があった為、パースの方が学生生活は金銭面では生活がしやすかったです。

私は、日本の大学との契約でホリデーを除く通学中はアルバイトが禁止されていた為、日本よりかは生活がしやすい。という程度でしたが、通学中もアルバイトと勉強の両立が出来ると結構生活に余裕が出るかと思います

 

留学生活について
「タイムマネジメントを自分で工夫できるスキルが身に付いた。」

シェアメイトとキングスパークにて

シェアメイトとキングスパークにて

参加必須の授業が週基本4時間と少なかったため、その時間以外は自分の生活のリズムに合わせて学校に行っていました。

自由で良さそうに聞こえますが、このたった週4時間の為にしないといけない準備、予習の量は、日本で大学に通っていた時と比にならないほど多く、日本にいた時の軽く3倍の時間は勉強しました。

また、授業時間が少なく教えてもらうのではなく、自分で学び、わからなければ質問するという自主性が重要なスタイルに慣れるのが初めは何よりも大変でした。

しかし、こうした生活を2年間過ごし徐々に慣れていくことによって、

「自由時間をいかに使っていくか」

「自分でタイムマネジメントを工夫して、生活リズムをつくるというスキル」

といったことを留学を通して身につけることができました!

 

留学してよかったこと「いい意味で自分中心に物事を判断できるようになった!」

 

「自分の時間を自分で決めて過ごす」という縛りが少ない生活は、「日本でずっと過ごしていたら出来ない経験だっただろうな」と思います。

日本だと友達であったり、アルバイトであったり、自分で決めて行動しているつもりでも、周りの目を気にして生活スタイルをあわせてみたり、周り基準で自分の時間を過ごしていたと今ではすごく感じます。

オーストラリアで留学したことによって、生活の基準を一から自分で作り、時間の使い方を自分で決めて過ごしていく中で、

「自分は何が好きなのか。」「何が嫌いなのか。」「何をすればハッピーになるのか」

と、いい意味で自分中心に物事を判断出来るようになり、留学前の変な焦りや、人目を気にしすぎるということがなくなりました。

日本の外に出たからこそ分かることなど、いっぱいあると思います。

日本で息苦しいと感じている方は是非一度海外留学をして、外からの日本、そして自分について考える時間を自分の為に作ってみてあげて下さい!!

 

これから留学する人への金銭面でのアドバイス「事前にアルバイト情報の確認」

パースで人気のビーチCottesloe Beachにて

パースで人気のビーチCottesloe Beachにて

 

留学先でのアルバイト情報を確認することをおススメします。

国によっては学生ビザでは仕事をすることは出来ないのですが、オーストラリアの様にできる国もあります!

特にパースはアルバイトでも時給がとてもよかったので、少しアルバイトするだけでちょっと旅行するだけの資金も溜まりました。

オーストラリアでは留学中でも就労が許可されていることを知らない方も多かったと思いますが、本当にオーストラリアは留学生に優しい国です!

「資金が少し足りない…」という方でも、勉強と仕事を両立ができればチャンスはいっぱいあります!!!

 

今回の体験談提供者:松本渚さん

今回留学マネーに体験談を提供していただいたのは、パースで留学やキャリアアップ、就職をサポートするオーストラリア・キャリアセンター(ACC)の松本渚さん。

松本さんのもっと詳しい留学生活の様子はこちらから