「電車の定期券をうまく使って、郊外に住むのがオススメ!」総額費用約378万円/9ヶ月(高松海斗さんのイタリアでの語学留学)

高松海斗さんとその友達

高松海斗さんとその友達で日本食のレストランに行ったときの写真!

※本記事は、海斗さんの留学スタート時(2017年10月)の為替レート、1USドル=4000リエル,1ユーロ=133.93円で計算しています。
 

高松海斗さんの留学プロファイル

・名前:高松海斗(たかまつ かいと)さん
(22歳※留学時)
・留学国:イタリア・ミラノ
・留学形態:専門学校正規留学
・期間:2017年10月~2018 年6月
・滞在方法:シェアハウス

 

留学について

高松海斗さんのクラスメイト

高松海斗さんと同じクラスの仲間!

専門学校卒業後、22歳の時にイタリアのミラノの中心地にキャンパスを構える、Istituto Marangoni(イスティチュート・マランゴーニ)というインテリアデザインの専門学校に9ヶ月間通う。

9ヶ月目で学校を修了したのち、1ヶ月間、フランス、スペイン、ロンドンを旅行したのち、日本に帰国。

 

 

留学タイムライン

  • 2017年4月~9月:留学資金の準備をし、その後イタリアへ
  • 2017年10月:Istituto Marangoni(インスティチュート・マラゴーニ)のインテリアデザインコース開始
  • 2018年6月:コース終了
  • 2018年7月:フランス、スペイン、ロンドン旅行
  • 2018年8月:日本に帰国

 

 

海斗さんのイタリア留学費用の内訳(費用合計:約378万円/9ヶ月)

ミラノの街中のカフェ

ミラノの街中にあった、おしゃれなカフェ

費用合計:約378万円/9ヶ月間

  • 授業料総計:260万円
  • 生活費総計: 約109万円

 

1ヶ月の生活費:約12万円(約908ユーロ)

【生活費内訳】

  • 宿泊費:約8万3000円/月(625ユーロ)
  • 食費:約9,300円/月(70ユーロ)
  • 交際費:約9,300円/月(70ドル)
  • 光熱費:約1万7400円(電気:約8,000円<60ユーロ>、ガス:約9,300円<70ユーロ>)
  • 交通費:0円(※徒歩のためなし)
  • インターネット代:0円
  • 携帯電話代:約2,600円/月(20ユーロ)

 

「卒業後に留学しよう!」「イタリアに行こう!」と思った理由

インテリアデザインの見学をしに行ったところ

校外学習でインテリアデザインの見学をしに行ったところ

イタリアのインテリアデザインコースがある留学をしようと思ったきっかけは、ファッションが好きで、東京のおしゃれなアパレル店に通っているうちにファッションではなく、お店の内装デザインに魅せられるようになったことがきっかけです。(笑)

 

高校を卒業後に、明確な将来の目標が見出せず、それでも英語は学びたいという思いがあったので、留学する前は英語の専門学校に通っていました。

そこでできた友人と英語の勉強をしつつ、将来の夢について語っているうちに、

 

「せっかく学んだ英語を高めると同時に、インテリアデザインを学びたい!」

と思うようになりました。

 

ありがたいことに、通っていた専門学校には様々な国籍の英語ネイティブの先生がいたので、留学したいことを相談したところ、

  • 世界中から様々な国籍の人たちが集まると言われているヨーロッパが刺激を受けやすいのではないか
  • ヨーロッパはファッションやインテリアデザインで有名とも言われている

とアドバイスをもらい、フランスと迷いましたが、9ヶ月間という短い期間でプロレベルまで実力をつけることができるイタリアのミラノの学校が、僕にとってかなり魅力的だったので、イタリアへ留学することを決意しました!

 

 

留学費用を貯めた方法

 

専門学校卒業後、もともと貯金もあったので、それに加えて、6ヶ月間のアルバイトで80万円まで貯め、残りの40万円は親に支援してもらいました。

 

海斗さんが教える!留学費節約の3つのポイント

1.自炊を心がけ、外食してもみんなでシェア!

高松海斗さんお気に入りのピザ

日本で言われるピザとはちょっと形が違う、海斗さんお気に入りのピザとのこと!

 

パスタが約50円(0.3ユーロ)でとても安く作れて簡単だったので、瓶のトマトソースを買ってかけて食べたり、牛乳と卵でカルボナーラを作ったりしていました。

 

そのほかに、フランスパンも約50円(0.3ユーロ)とっても安かったので、チーズとベーコンを挟んでサンドウィッチにして学校へ持っていくことが多かったです!

 

自分のご褒美などで外食するときには、観光で有名なレストランなどは高かったので、地元のあまり大きくないレストランに行って、日本でLサイズくらいのピザが約500円(3.7ユーロ)で食べることが出来ます。

友人と楽しくテーブルを囲んで食事ができ、僕にとっては外食で唯一のご馳走でした!(笑)

 

 

2.電車をうまく使って安くプチ旅行!

イタリアの電車

イタリアの電車内の写真!日本に比べて車内は広くて、色も可愛らしかったそうです!

 

僕がイタリアに来て一番驚いたことは、電車賃の事情!

日本は駅ごとに、しかも距離によってだんだん値段が高くなっていますが(地域にもよりますが)、ヨーロッパは所要時間や、市ごとに電車賃を区切るなど、比較的大きな範囲で区切っていたので、日本よりも電車賃を気にすることなく、気軽にちょっと遠くまで行けることができました。

 

3.旅行の宿泊先は、郊外のホテルがおすすめ!

デザインフェスでの写真

デザインウィークという、インテリアの展示会が街でおこなわれた時の写真。ちなみにこの写真のブースはLouis vuitton(ルイ・ヴィトン)だったとのこと!

旅行では、フランスのパリへや、イギリス、スペインへ行きました。

イタリアから旅行先のフランスまでの交通費は往復で約1万円(80ユーロ)と、少し高めだったので、宿泊費はできるだけ抑えようと思い、都心から少し離れた郊外のホテルをとりました。

1泊、約4,000円(30ユーロ)でしたが、1室の値段だったので、友人と割って1泊約2000円(15ユーロ)とかなりお手頃に宿泊することができました!

 

 

イタリアの物価について「物件探しで学校周辺は高い印象。ちょっと離れたところに住むのがおすすめ!」

 

イタリアのミラノのドゥオーモ教会

イタリアのミラノにある、ドゥオーモ教会!街のシンボルとも言われていて、現地の人はここで待ち合わせもよくしていたとのこと!

僕の場合、友人とシェアハウスすることが決まっていたので、物件探しを最初にしたのですが、

有名な学校だと中心都市周辺に立てられていることが多く、その近くに住もうとするととても賃料が高くなってしまいます。

それに比べて電車で3~5駅離れた場所だと賃料が半分、もしくはそれ以下になることもあり、さらに電車の定期券なども日本に比べてとても安い印象だったので、都心から少し離れた物件に住むとかなりお得に住めることが出来ると思います。

 

(僕の場合、イタリアに行って入学するまでの時間があまりなく、現地の下見にも行けず不安だったので、学校から徒歩でいける賃貸を借りてしまい、後からこのことに気づき、とても後悔しました…)

 

イタリアで物件を探すときは

  • 現地に下見に行き、まちの様子や雰囲気、物価の情報を肌に感じてくること
  • 日本人とやりとりできる不動産サイトで契約を進めること

が、トラブルもなくスムーズに良い物件と出会えるかと思います。

 

 

食べ物に関する物価は、日本とあまり変わらない印象でしたが、外食で現地のソウルフード(イタリアなら、もちろんパスタやピザ!)は日本に比べて安いように感じました。

 

留学してよかったこと「自分の意見を主張して良い!ということに気づけた。」

インテリアデザインのクラスメイト

クラスメイトとインテリアデザインについて学んでいるところ

イタリアに留学してよかったことは、「主張」をすることの大切さを学んだことです。

僕のクラスには、ロシア人、ブラジル人、中国人、エクアドル人、フランス人、アメリカ人がおり、それぞれの文化が違うことを知れたことはもちろんですが、

あるとき、クラス内でプロジェクトについての意見を交わすときに、僕以外のみんなは、先生に対しての疑問や、不満などもしっかりと主張していて、時々、先生と口論になっていることもありました。

消極的だった僕にとってその状況は衝撃的でしたが、そのようなクラスメイトと過ごしているうちに、

「自分の意見をきちんと主張しても良いんだ」

ということに気づけ、わがままとはまた違って、「自分自身がより良い方向に授業やプロジェクトを進めるための自己主張をすること」を学ぶことができ、この留学でとても良い経験と、いい環境に巡り会えたなと感じました。

 

 

これから留学する人への金銭面でのアドバイス「予想外の出費に備えて、留学費を多めに見積もる!」

 

高松海斗さん

街中にあったウォールアートにて!

やはり、行く前に計算した留学費よりも、多めに貯金しておくことが必要だと思います。

留学が初めてだと、どうしても予想外の出費になりがちで、僕自身も賃貸トラブルなどで無駄な出費をしてしまった上に、日本人ほど細かいことにしっかりしていない人が多く感じられて、融通が効かないこともありました。

そういった予想外の出費にも対応できるように、計算した留学費用よりも30万円ほど高く見積もるがいいのではないかと思います。

 

僕の場合は、最終的に計算しても足りなくなりそうだったので、途中から両親にいつもより媚びていたのは、親には内緒です(笑)