※本記事は、金子さんの留学スタート時(2015年4月)の為替レート、1カナダドル=97円で計算しています。
金子光さんの留学プロファイル
・名前:金子 光(かねこ ひかり)さん
(20歳※留学時)
・留学国:カナダ・トロント
・留学形態:ワーキングホリデー
・期間:2015 年4月~2016 年6月
・滞在方法:ホームステイ(1カ月)、シェアハウス(6カ月)、職場の寮(2カ月)、ルームシェア(5カ月)
留学について
短期大学を卒業後、20歳でカナダ・トロントへワーキングホリデー。
最初3カ月は語学学校「コネクトスクール(Connect School of languages)」にて一般英語を勉強。
語学学校卒業前にはローカルの小さなバーで働き、卒業後はバーと並行して「Tuina」という技法のマッサージ店でトレーニング、テストを受け、働く。
留学タイムライン
・2014年9月~2015年4月:留学準備(飲食店アルバイトとホテル住込み業務)
・2015年4月~2015年7月:語学学校、TOEIC クラス受講
・2015年8月:フルタイムで仕事を始める
・2016年6月:帰国
・2016 年8月:リゾート地のホテルでサービス業務として勤務開始
金子さんのトロント・ワーキングホリデー費用の内訳(費用合計:約184万円/1年2カ月間)
費用合計:184万円/1年2カ月
- 授業料総計:約40万円
- 生活費総計: 約144万円/1年2カ月
1ヶ月の生活費:約10万円(1,059カナダドル)
【生活費内訳】
家賃:37,200円(384カナダドル)
食費:9,700円(100カナダドル)
光熱費: 0円(※家賃に含む)
交通費:14,600円(150カナダドル)
交際費:38,800円(400カナダドル)
携帯電話料金:24,000円(25カナダドル)
インターネット代:0円(※家賃に含む)
「留学しよう!」「トロントに行こう!」と思った理由
ワーキングホリデー以前、学校の長期休みを利用して1カ月間、フィリピンのセブ島に語学留学したことが、長期留学を考えるきっかけになりました。
私にとって、フィリピンの語学留学が、1人で行く初めての海外でした。
そのフィリピンでの体験のおかげで
- 外国人の友達ができた喜び
- 英語が伝わった時の嬉しさ
- 新しいことに挑戦する楽しさ
などを肌で感じることができたと思います。
そして、それと同時に、今までの視野の狭さにも気づかされました。
それがきっかけで
「英語を勉強していろいろな人と出会い、視野を広く、新しい自分を発見したい!」
と強く思うようになり、学校に行け、働くこともできるワーキングホリデーの制度を使うことにしました。
働くことが出来ればお金の面で心配ないと思ったからでした。
「英語圏」「ワーキングホリデー」で国を考えたときにすぐ思いついたのが、カナダです。
バンクーバーは以前訪れたことがあったので、「次は違う都市へ行こう!」と思いトロントに決めました。
留学費用を貯めた方法
学生時代にアルバイトをしていたので、毎月5万円づつ程貯めていました。
また、卒業から出発の間に約2ヵ月あったので、ホテルで住み込みの仕事を行い貯金を増やしました。
トータルで100万円ほど用意してあったと思います。
金子さんが教える!留学費節約の3つのポイント
1.日持ちする食材はセールの時にまとめ買い!
スーパーでは時々セールをやっているので、パスタなど賞味期限の長いものは夕方によくあるセール時にまとめ買いをして節約していました。
また、お店でランチを食べると約1,900円(20カナダドル)近くかかることもあるので、ベーグルやパンなどの軽食を買って食べていました。
お気に入りのカフェでよく食べていたパンは約500円(5カナダドル)くらいです。
2.こだわりの無い部分はとことん節約!月々の家賃を下げる。
私は家にこだわりがなかったので、安さ重視で住んでいました。
例えばシェアハウスでは、最初1階の部屋に住んでいたのですが、自分の部屋より約5,800円(60カナダドル)ほど安い地下の部屋に空きが出たのでそちらに移動しました。
約5,800円(月60カナダドル)の違いは私にとってはすごく大きかったです!
3.イベントがねらい目! バーやお出かけスポットは安くなる日をチェック!
トロントにあるバーは曜日ごとでイベントを行っていて安い日があるので、友人に教えてもらい狙って行っていました。
様々なバーでイベントを行っていた印象です。
アルバイトはチップがキーポイント!
アルバイトはバーとマッサージ店で行っていました。勤務日数はバーが週1~2日、マッサージが週5日です。
バーは17時~夜2時まで、大体約5,800円(60カナダドル)でした。
ただ、常連のお客さんがたくさん来るとチップを多めにいただけるので、多い時は200ドルになったこともあります。
マッサージは歩合制で、施術をしたお客さんの料金の40%+チップが給料でした。
チップによって収入が大幅に異なるのですが、2つの仕事を合わせて月に約19万円(2,000カナダドル位)はもらっていました。
トロントの物価について「外食はチップで予想より高くなる可能性大!」
トロントの食事はすべて高いと感じました。
特に外食をする際は、メニューに載っている金額に13%の消費税、さらにチップを払わなくてはいけないので、予想以上の金額になることが多かったです。
日本と違って飲み放題などなく、アルコールは基本高いのでバーなどに行く前はご飯を家で食べてから、お店では飲むだけという友達が多かったです。
留学してよかったこと「夢中になれることが見つかったこと」
もし留学していなかったら、今の自分の姿が全く想像できない位、私の生活に大きな影響を与えてくれました。
なぜなら「英語」という夢中になれるものが見つかったからです!
帰国後の就職について考え不安になることもありましたが、無事に日本のホテルで働くこともでき、今では、英語を使うたびに、「留学してよかった」と感じることができています。
英語力をしっかりとつけるために、最初の3ヵ月は語学学校に通っていたので、放課後も友達と出かけて日常英語を使う環境を作るようにしていました。
そして、卒業後は、週6日仕事をしていたため友達に会える機会は減りましたが、現地の人と関わる機会を持つようにして、自然な英語をその方々から真似るようにしていました。
数多くの友達ができ、色々な場所に旅行できたという点ではとても満足しています。
そして、現在は、今までの留学で勉強してきた英語を使って、何かを身につける「次のステップに行きたい!」という思いが強くなり、カナダのカレッジへの進学を考えています。
これから留学する人への金銭面でのアドバイス「現地で稼げる分があるなら、初期費用の準備だけでOK」
ワーキングホリデーは現地で働くことができるので、すぐ働くことを考えているのであれば、「事前準備の金額は学校費用のみでもなんとかなる!」と思います。
仕事も選ばなければたくさんありました。私は「e-Mapleカナダ」という日本人向けのカナダ求人サイトで探していました。
また、異国について慣れない環境では不安もたくさんあると思いますが、タクシー代を多く請求されたり、騙されるターゲットにならないよう、堂々と振る舞うことを心がけてみてください!